心の時計
やっぱり、あたしの脳をかけめぐるのは、



変な、いきすぎた妄想で…



数秒後に、大山君があたしに告白をして、



そっと優しく抱きしめて…



付き合ってって言われて、



あたしもうなずく。



そんな…



そんなわけないのに、



あたしは変な期待をする。



…あれ?



あたしってこんなに、



大山君のこと好きだったっけ?



なんか、あたしも気がつかないくらいの



心の隅っこで、



あたしは大山君のことを



好きになっていたのかもしれない…






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