ワインディング ライフ
毎日が重苦しく
帰宅するのが
嫌で仕方なかった。

アンナの仕事は
毎日たくさんあって
気が狂いそうだ。

「ありがとう」

そんな一言で
私の人生が
変わったかもしれない。
求めてはだめだ。
でも許せない。

その繰り返し
我が私を縛り付け
許すことや
理解することを
著しく忘れ
憎しみが先行していった。

もう我慢の限界だ!
別れ話をする。
何度そう心に誓いをたて
その誓いを破ったことか

自分の価値観の崩壊と
狂った野獣が
心の中を
踏みしだいていく
破裂しそうだ

偽名を使い
独身のふりをして
女を抱いても
何も満たされるものはなく
監獄に毎日入る。

完全にいかれてしまった。
制御不能寸前
29歳の誕生日
その前の日の夜
いつも通り
朝方まで仕事・・・

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