ワインディング ライフ
誕生日の朝、
いつものことながら
私が午前8:00に家を出る
アンナは昼からの仕事だから
ぐっすり寝ている。

毎日寝不足で
思考がうまく働かない。
灼熱の7月
もうトリガーは引かれた。

「何してるの?」
「仕事です。何ですか?
もう授業始まりますが。」
「いや、どうしてるかな
と思って。」
「何が言いたいの?」
「別に・・・」
「もうこんな生活はうんざりだ!
ありがとうも、ごめんなさいもない、
自分の思い通りになると
思ったら大間違いだぞ。」
「だから謝ろうとおもってる。」
「なら謝れよ!なんで電話して
様子をうかがってから謝るか
どうか判断するようなこと
するんだ?相変わらずずるいな?」
「何言ってるの?あなたは
私のためにいろいろするのが
当たり前なのよ!
何を怒ってるのよ!!」
「自分の普段していることが
わかってるのか?
僕の時間を奪い、友人を、仲間
を奪い自分の奴隷にしてるじゃないか!」
「(嘲笑の後)馬鹿じゃないの?」

完全にキレたとはこのことか・・・
次の一言に
戦慄が走った!!

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