友のしるし。
「きゃっ・・・!」




「あっはははは!いい気味よ!じゃあね」




チョコケーキで、ベタベタになった美華を置いて優実は去っていった。




髪に纏わりついたチョコクリームやら苺やらをとる。




「う・・・うぅ・・・」



泣きたくてしょうがなかった。




泣いたら負けだと思った。




その日は、このまま調子が悪いと帰った。




そのままの姿で。
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