友のしるし。
「大丈夫ですよ」






とにかく、その子は大丈夫大丈夫と言って手を差し伸べた。





美華は、差し伸べられた手に掴まり立ち上がる。






「私の名前は、国分遥己(コクブヨウコ)です。」






シャキッとしていて、とても頼もしかった。





「え・・わ、私は」






「知ってます。とにかく・・・貴女を優実のいじめから助けてあげたいのです。」





バッグを落としてしまった。





「え?」
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