友のしるし。
髪が長い子が答えた。






「ごめんね・・・本当に。私ね?昨日遥己に言われて『ああ。そうだな。』って思ったの・・・!そう思ったら、どんどん自分が情けなくて・・・」





髪を、結んだ子が次に答える。





「私も・・・見知らぬフリをしてた。本当に・・・ごめんね。でも、これからは、友達だよ!優実達から逃れよう」





「あ・・・えと・・・」





戸惑った。






とにかく、戸惑った。








「な、名前・・・聞いていいですか?」
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