友のしるし。
向こうから、手を振ってくる子が居た。



「梓ちゃーんっ」




その子は、体が小柄だったがとても綺麗な声をしていた。




「え・・・?だ、誰ですっけ?」




梓は、首を傾げ聞く。




「えぇ~!覚えてないの?私だよ!篠岡 優実っ(ササオカ ユウミ)!」




「ああ!懐かしいなぁ・・・。あっ。美華。この子はね?私が保育園の時の友達!」





優実は、美華を数秒・・・無表情のような、鋭い目つきで見つめた。
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