友のしるし。
休み時間になって、ヒソヒソと聞こえた。







「ねえ。知ってる?やっと優実ちゃん反省しだしたらしいよ」







「え!嘘。まじですかっ!」








小声がどんどん大きくなっていく。








「今日の朝の事とか・・・この前の宣言?とかで結構反省らしいんだよねぇ」







「そっかー・・・じゃあ、このいじめはやっと終わるのかな」






美華は、席を立った。





その集団に向かいこう言った。






「まだ、終わらないよ。いじめは」
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