空からのラブレター
それから、しばらくお喋りをしていた。
病気が無かったら、長いお喋りなんてしなかったかな?出来なかったかな?
「結衣、頑張りなよ」
帰り際にお姉ちゃんが言った。
うん。頑張って生きてみせるから。それと、宗吾さんのことも。
病気に負けない。
沢山笑って沢山泣いて強くなっていくから。
宗吾さんが隣に来た。
とても優しい顔をしていた。
「お父さんと結衣のこと話してたんだよ」
《どんな?》
意地悪に笑って私に言った。
「結衣の小さい頃のこと。いやー、まさか結衣がね…」
ええ!?なになに!?
私、何かやった?
やってないよね。
私は、宗吾さんを見上げた。
本当に意地悪で、優しい人。
「大丈夫。可愛いとこ教えてもらっただけ」
《嘘!》
私達の幸せの時間だった。
―夏―
誰よりも、あなたに近づけた季節。
病気が無かったら、長いお喋りなんてしなかったかな?出来なかったかな?
「結衣、頑張りなよ」
帰り際にお姉ちゃんが言った。
うん。頑張って生きてみせるから。それと、宗吾さんのことも。
病気に負けない。
沢山笑って沢山泣いて強くなっていくから。
宗吾さんが隣に来た。
とても優しい顔をしていた。
「お父さんと結衣のこと話してたんだよ」
《どんな?》
意地悪に笑って私に言った。
「結衣の小さい頃のこと。いやー、まさか結衣がね…」
ええ!?なになに!?
私、何かやった?
やってないよね。
私は、宗吾さんを見上げた。
本当に意地悪で、優しい人。
「大丈夫。可愛いとこ教えてもらっただけ」
《嘘!》
私達の幸せの時間だった。
―夏―
誰よりも、あなたに近づけた季節。