空からのラブレター
◆事件から…◆
「結衣、おいで」

中庭にあるベンチに宗吾さんが座っていて私も隣に座った。私は宗吾さんの肩に寄り掛かった。

「そうだ。結衣、大丈夫か?」

宗吾さんは、毎日私の体調を聞いてくれる。
けど、大丈夫だよ。私なら元気。
私は大きく頷いた。
「結衣」

宗吾さんを見上げた。

「目閉じて?」

私は閉じた。
するとキスしてくれた。
キスしてるとこを見られたくないのか、いつも私に目閉じてって言う。

また一歩近づけた。嬉しい…

「さて、写真撮るか」
大きく頷いて、私と宗吾さんはくっついて撮った。
また嬉しい思い出が出来た。

生きてるって、改めて感じる時なんだよね。

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