空からのラブレター
「分かったよ、結衣は二本な」


《そこは半分ずつ》

団子は三本あるからどうするのかなと思ったけど、一緒に食べたいから…


「はいはい」


まず一本ずつ食べた。三色団子で春に食べたいくらいだけど、秋にもぴったりかも。


そして、二本目では宗吾さんが一個で私が二個。


「美味いなぁ」

《うん》

空を見上げて私は宗吾さんの肩に寄り掛かった。

すると宗吾さんが私を見つめた。

《どうしたの?》

「可愛いから見てた」

かっ、からかってる!?
からかってるよね、絶対。

私だけドキドキしてる。宗吾さんは…ドキドキしないのかな?


《宗吾さん、何か眠いね…》


「そうか、じゃあ部屋に戻るか」

あ、やだやだ!まだ一緒にいたい。

《まだ大丈夫》

私は宗吾さんに抱き着いた。戻りたくない。

まだ一緒にいたいよ…

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