空からのラブレター
「じゃあ、ここで昼寝するか」

《うん》

寝転んで空を見た。そして、私は携帯を取り出して音楽を聴こうとこの季節に合う音楽を探した。


でも、途中で探すのをやめた。
この季節に合うというか、一年中合う音楽があった。

それは…宗吾さんの歌だ。

《歌ってくれる?》

「ああ、いいぞ」

《やった!》

ガッツポーズをして目をつぶった。

すると宗吾さんは歌いだした。

歌詞も優しいし、宗吾さんの歌声も優しい。

私は身動きひとつせず、宗吾さんの歌を静かに聴いた。


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