美少女戦士
イグニス・ドラグーン・ユイ!
炎竜!太陽の娘!!
第2章
~Do you love me?~
第3節
~炎竜! 太陽の娘!!~
“雷”を思わせる空中放電は、しかし拡散することなく、電流は中空に留まります!
「…ジュピター……!」
「え?」
「…私、なんか言った?」
ユイによってジュピターと呼ばれた電流は、物質の如く塊り(かたまり)、まさかですが、朧気にも“竜”の形態を成しているようにも見えました!
「そんな…っ!」
美幸さんは絶句します。
「…やっぱりッ!」
主を持たず、いわば“感情の残りカス”の雷竜は朧気で知性も無く、
〔ガルルル…〕
と、獣のように呻いています。
「ユイさん…!」
電気の塊は竜のシルエットでしかなく、眼球はありませんが、どうも二人を睨みつけているようで仕方ありません。
美幸さんは戦慄を禁じ得ません。
(夢じゃなかった…)
“雷竜”(の残骸)は線路に仁王立ちしています…!
「…ん…!?」
……と、周囲を見回し、ユイはある事に気付きました。
(みんな気付いてない…!?そうか、“雷竜”が見えているのは自分達だけなんだ……)
~Do you love me?~
第3節
~炎竜! 太陽の娘!!~
“雷”を思わせる空中放電は、しかし拡散することなく、電流は中空に留まります!
「…ジュピター……!」
「え?」
「…私、なんか言った?」
ユイによってジュピターと呼ばれた電流は、物質の如く塊り(かたまり)、まさかですが、朧気にも“竜”の形態を成しているようにも見えました!
「そんな…っ!」
美幸さんは絶句します。
「…やっぱりッ!」
主を持たず、いわば“感情の残りカス”の雷竜は朧気で知性も無く、
〔ガルルル…〕
と、獣のように呻いています。
「ユイさん…!」
電気の塊は竜のシルエットでしかなく、眼球はありませんが、どうも二人を睨みつけているようで仕方ありません。
美幸さんは戦慄を禁じ得ません。
(夢じゃなかった…)
“雷竜”(の残骸)は線路に仁王立ちしています…!
「…ん…!?」
……と、周囲を見回し、ユイはある事に気付きました。
(みんな気付いてない…!?そうか、“雷竜”が見えているのは自分達だけなんだ……)