美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!
 「やれやれですね」と、Qは肩を窄めました。

 「ああ、まったく。 …いやしかし、博士の言っている事が本当だとして、中学生にこんな計画性があると思うか? 既に若者社会を巻き込みつつあるカリスマ性の演出…」

 「あるいは…」
 Qは肩を窄めます。
 「お勉強で比較しても仕方ないですけど、彼の成績の順位って、一応、県内で二桁ですし」
 「そういうものか…」

 「最近の中学生は何してるか分かりませんからね」と言ってQは、竜一の写真を手に取り、
 「あと10年もすれば、いい男になれたのに…」
と残念そうに首を振ります。

 ZとQは顔を見合わせて、その冗談 ――Qは結構、本気かもしれません―― に少し噴出してしまいました。
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