美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!
 「え、え!? メール? 何で? “まだ何もしてない”のに」


 達也にはそれがどう不思議な事なのか理解できず、ただその光りが何を意味するのかに興味を抱いています。


 「なんなの?」


 「メールだよ。お手紙」

 「お手紙読んで」


 「えっと、なになに…
 『第14節 時は来た。いよいよだ。集え、スター・チルドレンよ。 心の翼をいざ与えん。 其れにて世界を脱せよ――」
 

 「……なにそれ?」


 「……なんだろう?」
 

 達也はあっさりと興味を消失させて、プレイルームへ戻っていきました。


 「ああそうか…。
 これって、美幸の言ってた『チェーン・メール』なんだ」

 ユイは時計を確認しました。
 「今日の10時って書いてある。って事は……
あと6時間……」

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