美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!
 「髪、茶色いし。元気だし。先生にタメ口だし…。だいたいの運動部の娘はみんなそうですけど…」

 「アハハッ、そりゃ、偏見だよ!髪茶色いのは生まれつき!」


 「…そうなのかな…そんな否定しなくても、不良っぽいのって…何か…カッコいいと思います!」

 「へ? カッコいい?」

 「藤間さんを待っている間、部活してる姿を、ずっと見ていたん出すけど…なんていうか…藤間さんって…、その…格好良かったです!」


 「へ? ま、待ってたの? 部活、終わんの…?」

 「はい…。すいません、ストーカーみたいな事…」

 「いや! それは全然いいんだけど… と、突然どうして?」

………
 と、美幸さんの手がユイの手に重ねられました。


 …!!

 (え!? 何、この展開!!)

 「藤間さん…。 とても言い辛いのですが、貴方に伝えなくてはいけない事があるんです…」

 そう言う美幸さんの大きな瞳が、ユイを捉えて離しません…
 「私、勇気を出して言います…!」
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