美少女戦士
イグニス・ドラグーン・ユイ!
………
「なぁんだ、いや、美幸さんがマジメな顔で、変な言い回しするから、『告られる』と思っちゃったよ! いや~、恥ずかしい!」
ユイは屈託無く笑って、コールド・ミルクを一口。
「私の方こそ、恥ずかしいですよッ!」
「アハハッ。ごめん、ごめん」
「でも…それも悪くない展開かもしれませんね」
「え!?」
「うそ! 冗談です」
「もう!美幸さんてば、冗談キツイなぁ!」
「ウフフッ。 あ、もう『美幸』って呼んでください」
「うん! 私も『ユイ』でいいよ!」
それは、ユイに新しい友人が出来た瞬間でした。
………
その後、暫しの談笑が続きました。
………
「で、ユイさん」
別れ際、美幸さんは意を決して切り出しました。
「さっき伝えようとした事なんですが…」
「うん?」
「『バベルの搭』の夢…その事なんです…!」
……!!