光の世界
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城の大広間には大勢の人が集まって豪華な食事や楽器の音色に酔いしれていた。
王族だけでなく、城で働く者や民衆まで城でひらかれる豪華なパーティーを楽しんでいた。
「随分と呑気なものだ…」
そんな様子レイは窓の外から見ていた。たくさんの人の群からターゲットの国王を探す。
――国王はすぐに見つかった。
ワイングラスを片手に玉座に腰掛け、満足そうにパーティーの様子を眺めている。
「見つけた」
ターゲットを確認すると、レイは短刀を握りしめタイミングをはかる。
――行くか…。