光の世界
「…私たちは上の命令に従っていればいい。余計な事は考えなくていいのです。
組織の考えは…絶対です」
シーラは強い口調で言い切った。
「そんなの…そんなのただの道具じゃないですか!!まるで組織の邪魔になるからサレスを潰そうとしてるみたい…」
パアンッ
レイが言い終わる前に頬にジーンと痛みが走った。
「冷静になりなさい」
部屋の中を静寂がつつむ。
先に口を開いたのはシーラだった。
「再びあなたに任務を言い渡します。
サレスの国王を…消しなさい」
逃げられない…そうレイは悟った。
やるしか…ない。