光の世界
シーラの剣が貫いているのは…レイだった。
まるでジルバの盾になるようにシーラとジルバの間にたちはだかたかっていた。
とっさにディアスはシーラに切りかかった。
シーラはヒラリと軽やかにその剣をかわすと,一気に廊下を駆け抜けた。
「何をしているッ!!追えッ!!」
ディアスの一言に辺りの兵士たちが一斉に追った。
残ったディアスは急いでレイの胸に手を当てる。
「まだ生きてる」
そう言うとディアスはレイを抱き上げ城の奥へ消えて行った。