光の世界


「あ,平気…です」



つられてレイもクライブのような口調になる。



「無事でよかった。本当に感謝しています」



クライブに微笑まれて思わずレイの心臓がドキリとした。



「またいつ敵が責めてくるかわからない。こんな所で油売ってる暇があったら腕を磨け」



ディアスがそう言うと,ロイとティファはしぶしぶ部屋を後にした。



「じゃあまた」



そう言い残してクライブも部屋を出た。



3人と入れ違いにリリーナが食事が乗ったカートを押して部屋へ入ってきた。



「うるさかったでしょ。いつもああなのよ」



話しながらリリーナは食事の準備を進める。
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