光の世界


「この命,救ってくれたのは彼女に他ならない。

もしダークネスの進軍があれば,サレスの全軍事力で対抗する。ちょうどいい機会だ。思う存分…戦ってくるがいい」



国王の重く,芯の通った声が響きわたる。



「……おおッ!!!」



その場にいた兵士が一斉に声を上げた。



ディアスはジルバの方に目を向けると,頭を下げた。



そんなディアスをジルバは優しく見つめるのだった。


自分の息子がいずれはこの国を率いていく…



「立派に成長したな…」



ポツリとジルバは囁いた。
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