夏と風鈴
生命



虎次郎の身体の体調は 日に日に悪くなっていった
自分で立って歩く事すら ままならない状態だった

虎次郎は 産まれたばかりの優を神様からもらった宝物だと言った

愛しそうに優を見つめる 虎次郎の瞳がたまらなく愛しかった


酒も煙草も虎次郎に止められて以来 口にしていない
そんな物は もうどうだってよかった

アタシには優と虎次郎がいてくれれば それだけで良かった



虎次郎の両親は アタシ達が結婚して以来 よく遊びに来てくれた
優にたくさんの愛情を注いでくれる

アタシにも 自分の娘の様にありったけの愛情を注いでくれた



虎次郎も両親も 優もアタシも大切にしてくれた

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