執行猶予3年
そのあと洋ちゃんたちが合流して、
なかなか楽しかった。
フィリピン料理をごちそうになったり、
その家の旦那さんと、
たっぷりワインを飲み下したり、
夜が更けた頃、
その旦那さんが、
日本人なんだけれども、
弟を送っていくと家を出て行って、
もう戻っては来なかった。
今日はクリスマスなのに。
子供達も、
二人とも彼氏と過ごすと、
出ていき、
この家には、
彼女と助手仲間と、俺たちだけ。
「あの旦那、
絶対浮気してるよな。」
洋ちゃんとひそひそ話した。
少し寂しい気もした。
それから、
俺たちはお暇した。
楽しかったな。
上手かったな。
とか言いながら帰ったに違いない。
酔っぱらってたから、
もう覚えていないけれど。
もうイベントが終わると、
年も暮れで、
洋ちゃんや鶴は、
連れだって実家に帰ってしまった。
俺は、
年暮は、
28日から6日勤とか8日勤だった気がする。
何分、人がいないもので家の病院。
そして運命の31日がきた。
その日、
クリスマスに招待してくれた、
彼女。
まあ、
仮にリベアとしておきますか。
また彼女に、
誘われた。
「今日家デ、
年越シ、パーティするカラ。」
そう誘われた。
まあ、年越しも一人なので、
まあいいか。
そんな軽い気持ちで、
彼女の家に行った。
今回はワインを買って。
行ったらりベアが迎えてくれたが、
彼女しかいない。
俺が一番乗りか?
「みんなはこれから来るの?」
「今日ハ、二人きりダヨ。」
…・・は め ら れ た。