執行猶予3年

「だからさ?
意味が分からない。」

「これからも意見合いそうにないね。
別れよ。」

はい。
ただいま。
彼氏が元彼になった瞬間。
どうして、
俺は、
こうも、
続かないもんかな。

日付は、
2月。
もう1月に何があったか、
覚えちゃおりません。
実家に帰ったのくらいか。


男と続かないついでに言えば、
この時に付き合っていた男と、
殴り合いのケンカをした。
なんだってそんな喧嘩したかは、
覚えてないけど、
裏拳食らったのは、
覚えてる。

「うるせえ!!」

現場は相手の家。
名前はうろ覚えなので、
透くんとでもしておきます。

「うるせえだ!?
てめえが言いだしたんだろうが!!」

喧嘩の内容は、
声の低いのもあいまって、
男同士の喧嘩。


「待てコラ!!
逃げんなよ!」

って、
俺が透くんの腕を掴んだら、
透は振り払うつもりで、
腕を思いっきり振った。
其れが俺の眉間にヒット。

さすがに相手は男で、
ガタイもよくて、
俺は、
フローリングに吹っ飛ばされた。

「いて…。」

透は、
まずいと思って、
また、
玄関に向かって行った。


「この…。
…・・ろす…。」

「…は?」

「ぶっ殺すっちゅうたんじゃあぁ!!!」

俺は切れて、
飛び蹴りくらわした。
後でジムで量ったら、
俺の脚力、
130キロ強。

透くんは、
吹っ飛んで、
ローボードに、
顔面をぶつけて、
鼻血吹いていた。


俺に手を挙げるとこういう目にあう。
半べそかいていい気味だ。


「もう、お前とはやっていけない!!」

そう言ってきたのは、
透くん。
その一言で俺らは別れたわけです。



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