執行猶予3年


約束した。

彼女は今度、
東京に来るらしい。
1つ下の後輩がこちらで働いていて、
今度俺と洋ちゃんと、
後輩二人。
計四人で飲むことになった。

実のところ、
洋ちゃんは、
愛梨ちゃんが気に入っていた。

これも何かの因果か、
少し前、
その話題で鶴ともめたらしい。

酒の席で、
鶴に洋ちゃんは愛梨ちゃんの事が好きでしょうと、
詰め寄られていた。

今までは、
そんなこと的な感じだった洋ちゃんが、

初めて好きだと言った。
そんな深意味はなかろうが、
鶴は気にしていた。


すれ違ったりとか、
温度差とか、
あったせいだ。

洋ちゃんは珍しく鶴に隠れて、
少し邪な行動をしてる。

まぁ俺共犯者。



マンネリって何的な俺。

だって、
長く彼氏と続かないから、
マンネリ何か知らない。

少し、
刺激が必要なんだよ。
少し上手く遊べば、
そんなのどっか言っちゃうよ。

さて、
俺の考えだった。

これが、
起爆剤になるなんて思わなかった。


俺は、
二人が大好きだったし、
ずっとこのままでいると思ってた。
そうであればいいと思ってたし、
二人を邪魔するやつは、
みんな消してやろうぐらいは思ってた。


でもそうはいかなかった。


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