執行猶予3年


「別に、
いいけど。」

「…、
どうやった?
実家は?」


俺は、
頭が整理できなくて、
別の話題を振って、
頭を整理しようかと思った。

「マヤちゃんにあった。」

マヤちゃんは、
鶴とこよなく仲がいい。
俺とは、
看護学校時代の同級。


「あと、
浮気した。」


「…・・はっ?」


「セックスした。
前に帰ったとき。」


「ちゅうと、
何か?あれや。
…同じ人間とか?」

「うん。」

「二回も。
お前それやったら、
洋ちゃんの事言えへんやろ?」


「あたしは、
洋ちゃんに戻った。
前は、
関係ぎくしゃくして、
いいかなって思って、
こんかいも、
流れでそうなったけど、
やっぱり洋ちゃんがいいて、
戻ってきた。」


「…・・・。
お前は、
他の男と寝たんだ。
洋ちゃんは、
女と酒飲んだ。
お前、
洋ちゃんだけ責められんで。
許すべきやで。」


逆や。
洋ちゃんは許すか?



「洋ちゃんには、
携帯見たこと黙ってて。」

「あぁ・・・。」


言えるか馬鹿たれ。
この馬鹿っぷる。


だいたい俺は、
何があっても鶴の味方して来たけど。
鶴が悪かろうと、
今回は、
見方できひん。

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