執行猶予3年
piece4.5~今昔~
懐憶
そんなイライラの中。
俺は、
地元に帰った。
確か、
2日間だけ。
実家には寄らずに、
何年かぶりに、
友人の墓参りに行った。
あの日からずっと、
何かあると、
相談しに来ていた墓に。
この墓は、
何の因果か、
向かい合って、
二人の友人が眠っている。
俺の原点に近いことを、
教えてくれた友達だったりする。
この墓に行く時は、
これ以来酔っぱらって行くことになった。
「八巻~!!
俺どうしたらいいんだ~!!
いつもな感じで頼むよ~!」
墓石に向かって、
酔っぱらって、
クダ巻く俺。
ビール片手に、
アホやなあ。
「俺の新時代の友達、
最高アホなんだよ。
馬鹿でさ、
人の話聞きやしねえしよ、
鈍いシよ。
人疑いのもねえ男に、
好きすぎて暴走して発狂してんだよ。
俺それを、
どうしろって!!?
俺は絵描きになりたつくても、
猛獣使いにはなった覚えねえよ。」
「おい。
警察に通報されるぞ。」
「あぁ、なっちゃん!」
「一愛ちゃんよな?
なん、少し見ない間に、
ずいぶん変わったね。」
「なっちゃんは、
変わらんのう。」
「あはは。
もう30よ。」
俺は、
地元に帰った。
確か、
2日間だけ。
実家には寄らずに、
何年かぶりに、
友人の墓参りに行った。
あの日からずっと、
何かあると、
相談しに来ていた墓に。
この墓は、
何の因果か、
向かい合って、
二人の友人が眠っている。
俺の原点に近いことを、
教えてくれた友達だったりする。
この墓に行く時は、
これ以来酔っぱらって行くことになった。
「八巻~!!
俺どうしたらいいんだ~!!
いつもな感じで頼むよ~!」
墓石に向かって、
酔っぱらって、
クダ巻く俺。
ビール片手に、
アホやなあ。
「俺の新時代の友達、
最高アホなんだよ。
馬鹿でさ、
人の話聞きやしねえしよ、
鈍いシよ。
人疑いのもねえ男に、
好きすぎて暴走して発狂してんだよ。
俺それを、
どうしろって!!?
俺は絵描きになりたつくても、
猛獣使いにはなった覚えねえよ。」
「おい。
警察に通報されるぞ。」
「あぁ、なっちゃん!」
「一愛ちゃんよな?
なん、少し見ない間に、
ずいぶん変わったね。」
「なっちゃんは、
変わらんのう。」
「あはは。
もう30よ。」