執行猶予3年


「春ちゃんのところか?」

『そ。』

実家の県の、
実家から大分離れた場所にいた。

この間、
何の因果か、
鶴部の実家に遊びに行ったときに、
ハルちゃんとあったきりだった。


『あ、春ずんに代わる。』

『お~松永~~。』

「なに?
なんで鶴そこにいんの?」

『きなって言ったら来た。
話聞いたよ。
洋ちゃん浮気してるんだって?』

俺なんだか、
友達失っていくような気がする。

「またその話~?」

春ずンは大人だ。
俺より2個くらい上。
下手に献花うたないでおく。
なぜなら話が通じるから。


『松永がその飲み会セッティングしたんでしょ?』

ぃな。
酔っ払いの話だ。

鶴よ。
おまえどこに言っても、
同じこと言ってんだな。


お前がそのうち、
四面楚歌になるぞ。


『責任感じてるなら、
二人別れさせなよ。』

かてぃーん。



切っちまった。

何なんだよ。
俺が一番悪いみたいになってるじゃんか。

あ~。
俺が悪うございました。
全部俺が悪いんです。

すみません。

もう、
みんなうざい。
死ね。


誰もいなくなれ。



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