執行猶予3年


そのロクでもねぇ人間が、
転がり落ちると、
面白いことになる。


「おら、
お兄ちゃん。
おねんねするにゃ早いで。」

「そうよ。
あたしらに、いちゃもんつけやがって。」


何してるかって、
以前、2回だけやった、
あの店に戻ってた。
それで、
少し羽目を外して、
なわばり争いしたり。

そんなところ、
玄人の管轄。
素人が手を出しちゃいかんのですよ。


「てめえら…、
ガキが。
こんな事してどうなるのか、
分かってんのか?
あぁ!!?」

「知らねえよ。」

俺にしちゃ、
溜まりに貯まったうっぷん晴らし。
返事しなくなるまで、
ボコボコにしてやった。

店の女の子たちも、
けらけら笑って面白い。

「男1人くらいなら、
女3人でも行けるね。」

「こいつが、地味弱いんだろ。」

「ガチで(笑)」



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