恋の行方
「祐輔。
こちらが森口恵子さん。」
と父親が教えてくれた。

「森口です。娘の恭子です。」
と森口の母親が言った。

俺はじっと森口を
見てしまった。

「息子と娘さんは同い年で
同じ学校だから
良かったです」と
オヤジは喜んだ。

佐々木は聞いてきた。

「知っていたのですか?」

と俺も疑問に思った。

「そうよ。知っていたわよ。
驚くと思って黙っていた。」

と森口の母親が言って

「ごめんね。恭子ちゃん
祐輔と仲良くなって
貰いたくって黙っていたんだ」

とオヤジが答えた。

お互いの親に騙されていた
とは・・・・。

けど俺は森口が嫌いだ。
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