恋の行方
「ありがとう祐輔。

私祐輔がいないと

駄目かもね。」と

恭子の目には涙があった。

「泣くなよ。俺はずっと

恭子の傍にいるから。」と

優しく彼女を見つめた。

「祐輔が退院したら

祐輔に渡す物があるから

早く元気になってよ。

健二君と典子も待って

いるんだから。」

「分かっているよ。

恭子って変なところで

世話を焼く癖あるから

直せよ。」

「分かったよ。けど

祐輔だけにしか

世話をしないけど・・。」と

俺は優しく言った。

「ありがとう。恭子。」と

恭子の顔は耳まで

真っ赤になっていた。

ウブな恭子。
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