恋の行方
「知っているよ。

昨日叔父さんと話を

偶然聞いてしまったの。」

「恭子は寂しくないのか?

健二と典子みたいに・・。」

「祐輔は夢を追いかけて

欲しい。だって私の為に

諦めるのは嫌だ。」と

恭子は我慢をしていた

涙が溢れ出してきた。

俺は思わず恭子を強く

抱きしめた。

「ごめんな。傍にいるって

言ったくせに。」

「いいよ。私は何があっても

離れないよ。」と

恭子は体を離して俺に

キスをしてきた。

唇を離すと。

「初めてだな。恭子から

キスされるとは。」と

イタズラぽっく言った。

恭子の顔は真っ赤に

なっていた。
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