恋の行方
俺は家に帰りずらく

健二の家に行った。

「どうした?」

「今晩泊めてくれないか?」と

頼むと何も言わなかった。

健二の部屋に行くと。

「喧嘩でもしたか?」

「いや。恭子が北村と

キスをしていたんだ。」

「嘘だろう?」

「本当だ。この目で

見てしまったんだよ。」と

俺は溢れる涙を

止めることが出来なかった。

「無理やりされたかも

知れないぞ。」

「そうかも知れない。

けど耐えられないんだ。」

「祐輔・・・。」と

健二は何も言わなかった。

< 154 / 200 >

この作品をシェア

pagetop