恋の行方
祐輔の胸の中は温かい。

だって北村君に抱きしめ

られても嬉しくない。

「実はね。健二君と典子は

同じ大学を目指す。

祐輔は留学をすると

みんな将来を決めている。

けど私は何も考えていないし、

何をしたらいいのか

分からないの?」と

初めて本音を言った。

「そうだったのか?

ごめんな気が付かずに。」

「いいの。私は私自身で

何かを探さないといけない

よね。」と言うと、

「一緒に留学しないか?

俺の傍にいて欲しいんだ。

お前の支えが欲しいけど?」と

祐輔はイタズラぽっく

言われた。
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