恋の行方
2人きりなって沈黙が

続いた。

「恭子?一つ聞いてもいい?

北村と何故キスをした?」と

聞きたかった事。

「分からない。いきなり

北村君からキスされた・・。」

と言われた。

俺は何故か悔しかった。

恭子が悩んでいることすら

知らなかった。

「やっぱり別れたほうが

いいかもな。」と言った。

本音ではない。

恭子の気持ちを知りたい。

「うん・・。」と答えた。

けど俺は恭子の本当の答えを

聞きたく抱きしめた。

「俺は別れたくない。

何があっても恭子しか

愛せないんだ。」

「私もだよ。祐輔しか

嫌だよ。」と恭子は

俺の胸の中で大声で泣いた。
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