恋の行方
沈黙が続き・・・。

「恭子。祐輔君の

足を引っ張ると思っている?

だったら別れなさい。

そのほうが祐輔君の

為になるかもね。

向こうで他の人を

見つけて幸せに

なるほうがいいかも。」と

母に言われた言葉に

腹が立った。

「嫌だ。私は祐輔しか

愛せない。だったら

一緒に行く!!

私が祐輔を助ける!!」と

いうと母は笑った。

「やっと本心を言えたね。

恭子。あなたには

祐輔君が必要なの。

祐輔君にもあなたが

必要なのよ。

一緒に留学しなさい。」と

母は私の本心をいうために

あえてキツイ言葉をかけた。

それが母親の優しさであった。
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