恋の行方

一緒にいたい

祐輔の部屋の前にいる。

ドアをコンコンと叩くと

「は~~い。」と

私が入ると祐輔は

ビックリした顔をしている。

そりゃそうだ。

泣いていたので目が

真っ赤になっている。

「どうした?」と

聞いてきた。

私は思わず祐輔に抱きつき

「一緒に海外行く。

祐輔はいずれお店を

出す時に私が経営を

覚えたらいつまでも

一緒にいられるよ。」

「恭子?いいのか?

叔母さんと離れても

いいのか?

俺は我慢できるけど。」

「私が我慢できない。

祐輔の傍を離れたくない。」

と、抱きしめた体を

強く抱きしめた。
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