恋の行方
恭子は少し驚いた
顔をしていた。

幼かった俺は父親が
作るご飯が好きだった。

オヤジを少しでも
楽をさせたかった。

俺は見よう見まねで
ご飯を作るようになって

今では全て作れるくらいに
なったんだとオヤジは
恭子に教えていた。

「祐輔がいたから
俺は安心して仕事にも
行けたし、
祐輔と2人で
寂しくは無かった。

けど恭子ちゃんの
お母さんに出会って
もう1度恋をしたいと
思ったんだ。」と
オヤジは言った。

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