恋の行方
俺は聞いてみた。

「お前の夢は?」

「分からない。」
と言ってきた。
俺は思わず
鼻で笑ってしまった。

「じゃあ何故剥きになって
勉強をしているんだ?」
と聞いてみた。

お互いまともに話す事も
なかったので初めてだった。

「勉強は邪魔にならないし。」

「勉強も大事かも知れないが
ご飯くらい作れないと
嫁に行けないぞ。」と
すこし嫌味に言ったら、

「いいもん。独身でいる!!」
少し怒った。

「強がりなくせに。」と
言うと図星をつかれた
顔をしていた。


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