恋の行方
その場にいた女が言った

「祐輔君とこの子が

一緒に暮らしているし、

好きになったら困るから。

だって祐輔君は私達の物

だから・・」

「ふざけるな!!」と

大声を上げて恭子を

抱き寄せた。

「また恭子にこんな目に

合わせたら承知しないし、

俺はお前達の物じゃない。

俺は恭子のものだ!!」と

怒った。

初めてかも知れない。

俺は恭子を抱き上げて

保健室に連れて行った。

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