恋の行方
「祐輔っていつから

恭子ちゃんのこと

好きになったんだ。」

「夏休みの時にアイツ

凄い雷に怯えて抱きついて

来たんだ。それまで

同居相手みたいな

感じだったんだ。

けどいつの間にか

好きになっていた。」

「お前って恭子ちゃんが

初恋の相手か?」

「そうかも。だから

そう言えたかも知れない。」

「そうだろうな。最初

お前が恭子ちゃんに

対する目は他の女と

見ている目が違った。

正直に言えよ。

本当の気持ちを言え。」と

健二に背中を押された。
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