NO TITLE


悠は絵の具となって、私の世界に色を付けてくれた。



初めてを中村に奪われてから、いつしか私の世界は白黒になってしまった。




昔の私はもっと…





なんだろう…




でも違った気がする。




自分のことなのに解らない。




どうして?




もう鳴ることのないケータイ。



自分で悠をきったのに。




悠からの着信を待ってる私がいる。




寂しい…悠……
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