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心の中に居座る影



「どうぞ。」


「ありがとう…」



生クリームのたっぷり乗ったアイスココア。



「落ち着いた?」



「…私ね?中学の時、いじめられててね?それで助けてもらったの。」




想い出したくもない、中学時代の記憶。



ずっと心の中にふさぎ込んでた。



誰にも話してない、むしろ話せなかった。



私が私じゃ無くなってく。



死ぬ勇気もなかった。
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