初恋のキミへ。


俺が帰ろうとしたとき携帯がなった。

着信"亜美"

俺は通話ボタンを押す。


「モト?今から会えない?」


誘われるのは日常茶飯事。
だけど今日ほど面倒だと思ったことはない。


「あーわりぃ。気分じゃねぇ」


率直な意見だった。


「やだ!今からモトんち行くから」


「おい!…切りやがった」


俺は深いため息をついた。

このモヤモヤした気持ちがなんなのか

俺にはわからなかった。

分からないからイライラした。

俺は自分の家路につく。
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