*RENKA*

時間は7時50分。

遅く出たそいか
周りに中学生は見当たらない。

それはそうだ。
学校まで歩いて30分。

走って行かないと
絶対間に合わない時間だ。

「やばいよぉ・・・遅刻!!」

不安な顔をしながら
猛ダッシュで走った。

すると徐々に中学生の姿が見えてきた。

その中には
見覚えのある後姿があった。

「柑奈ー!」

私はその子の名前を呼んだ。

その子はこっちを見て微笑んだ。
そして手を振った。

「詩綺ー!!」

私は走って柑奈のところへいった。

柑奈は微笑みながら言った。

「おはよ♪」



< 13 / 21 >

この作品をシェア

pagetop