*RENKA*
時間は7時50分。
遅く出たそいか
周りに中学生は見当たらない。
それはそうだ。
学校まで歩いて30分。
走って行かないと
絶対間に合わない時間だ。
「やばいよぉ・・・遅刻!!」
不安な顔をしながら
猛ダッシュで走った。
すると徐々に中学生の姿が見えてきた。
その中には
見覚えのある後姿があった。
「柑奈ー!」
私はその子の名前を呼んだ。
その子はこっちを見て微笑んだ。
そして手を振った。
「詩綺ー!!」
私は走って柑奈のところへいった。
柑奈は微笑みながら言った。
「おはよ♪」