*RENKA*

私は、この空間にいると
安心で心地よかった。

ねぇ・・・ゆう?ゆうはどうだった?

心地よかったかな・・・??



ゆうとは、同じ班になって
よく話すようになった。

・・・もうこの時から
好きだったのかもしれない。

自分に素直になれなかっただけで。










6月ぐらいの時だった。


「詩綺!お弁当食べいこっ♪」

「うん行こッッ!」

昼休み、柑奈とお弁当を
食べに行ことしたときだった。

「詩綺ー!!」

後ろから走ってきたのは
ゆうだった。

「ん?どうしたの??」

私はビックリした顔で聞いた。

「弁当一緒食べようぜ♪」

ゆうは、笑顔で言った。


柑奈はニヤけながら
私の耳元で言った。

「モテますね〜お姉さん♪一緒食べてくれば??」

「柑奈は??」

「うちは大丈夫だよッッ!!
てか彼氏出来たの♪
だからその人誘うから!!」

柑奈は嬉しそうに言った。

「柑奈彼氏出来たの!?いいなあ♪
わかった!じゃあゆうと食べてくる♪」

「うん♪行ってらっしゃい!!」




「ゆう、待たせてゴメンね!行こッッ♪」

「友達大丈夫なん??」

「彼氏と一緒に食べるって♪」

「もう彼氏いるん!?早いなあ!!」



ゆうは笑顔で言った。

ゆうの笑顔は自由だった。

ゆうの笑顔を見ていると
自分まで笑顔になる。

やっぱり、ゆうの笑顔には
かなわないな・・・。そう思った。


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