幼なじみと歌手デビュー!?
そんな大事なこと サラリと言っちゃっていいのかなぁ。
「真緒は俺のこと嫌い?」
そう言ってあたしの顔を覗き込んできた 爽の顔は今まで見たこともない 寂しそうな顔をしていた。
~~~~~~♪~~~~~
『間もなく文化祭を始めます。皆さん準備を始めて今日一日楽しみましょう。』
校内アナウンスが流れ、爽は立ち上がった。
「俺は ずっと昔っから真緒のことが好きだった。それだけは覚えといて。」
背中を向けたまま爽は言って屋上を出て行った。