太陽の朝は窓を閉じて【オムニバス】
今日も窓の外にポッカリと丸い月が出ている。
彼女は月が大好きなんだ。
『淡くて悲しそうな、あの月光に吸い込まれそうで気持ちがいいの。
きっと“月”って、誰かにとっては夜の太陽みたいなものなのよ。』
そう言う彼女は月夜の散歩がやっぱり好きなんだ。
明日、月夜の散歩の途中で。
明日はお天気かな。
昼間いいお天気なら、きっと太陽が沈んだら今度は彼女の大好きな美しい月が出るだろうな。
付き合って3年。
僕も彼女も26歳になる。
僕等はこれからも同じ様に、同じ速度で仲良く歳をとるんだ。
今までも、そしてこれからの君も一番近くで見ていたいから。
『一生僕のそばにいて下さい』
あえて一周まわって『毎日君の味噌汁が飲みたい』の方が、ずっとわかりやすいかな。
ああ、どうか明日も晴れますように――。
彼女は月が大好きなんだ。
『淡くて悲しそうな、あの月光に吸い込まれそうで気持ちがいいの。
きっと“月”って、誰かにとっては夜の太陽みたいなものなのよ。』
そう言う彼女は月夜の散歩がやっぱり好きなんだ。
明日、月夜の散歩の途中で。
明日はお天気かな。
昼間いいお天気なら、きっと太陽が沈んだら今度は彼女の大好きな美しい月が出るだろうな。
付き合って3年。
僕も彼女も26歳になる。
僕等はこれからも同じ様に、同じ速度で仲良く歳をとるんだ。
今までも、そしてこれからの君も一番近くで見ていたいから。
『一生僕のそばにいて下さい』
あえて一周まわって『毎日君の味噌汁が飲みたい』の方が、ずっとわかりやすいかな。
ああ、どうか明日も晴れますように――。