太陽の朝は窓を閉じて【オムニバス】
明日がどうか

暖かい
優しい

綺麗な
まぶしい

遠いようで
近いようで

春も夏も秋も冬も

悲しみや嘆きさえ飲み込んでしまう様な

大きくて
まんまるで

黄色で
オレンジで

私達がいつも心のどこかで待ち望んでいる尊い光。



太陽が出ていますように――。


だから明日は窓を閉じずにいよう。

太陽の窓を開けて振り返った時には、どうか大切な


『あなた』がいますように――。


私はそれだけでいい。


太陽とあなたがいれば。


私は生きていける――、きっと。





「太陽の朝は窓を閉じて」最終話 終



【あとがきへ】



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